アンカースクリューとは？

アンカースクリューとは小さなチタン製のネジで、歯茎の骨に埋め込まれ、ワイヤー矯正やマウスピース矯正の固定源としてワイヤーで歯を引っ張り、望む方向に動かす治療法です。チタンは安全性が高く、アレルギーのリスクは少ないため、歯茎の骨に埋め込んでも問題が少ないとされています。ただし、アンカースクリュー矯正が必要かどうかは治療の内容によってドクターが判断いたします。

アンカースクリューの詳細はこちらをご覧ください。

アンカースクリュー矯正は痛い？

アンカースクリューを歯茎に埋め込むと聞くと痛いのではないかと心配になるかと思います。実際にはほとんど痛みを感じることはありません。痛みを感じる場合は歯茎となります。歯茎の痛みに関しても局所麻酔を使用することで、解消されますので心配は不要です。その為、アンカースクリューの治療を行う時はもちろん、実際に使用している時や、最後にアンカースクリューを取る時も局所麻酔をして外しますので、痛みを感じることなく治療を終えることができます。

アンカースクリューのメリット

• これまでに難しかった歯の移動が可能となる

• ヘッドギアなどの頭部装置を使用する必要がなくなる

• 外科矯正治療を回避できる可能性が高くなる

• 治療期間の短縮が可能となる

• 抜歯なしで治療が可能となる

アンカースクリューのデメリット

• 抜けてしまい、治療が出来ない場合がある

• アンカースクリューの位置が不適切だと、歯茎や歯の根にダメージを与えることがある

• アンカースクリューの埋め込みに伴う感染症のリスクがある

アンカースクリューの注意点

• 治療中はスクリューに汚れがたまりやすくなります。ブラッシング等こまめに行い口腔内の衛生管理が必要です。

• あごの骨の成長が完了する成人以上の患者様が対象となります

• 喫煙はスクリューの脱落原因の可能性があるため、禁煙されることを推奨します

• スクリューを再埋め込む可能性があります